新　少年野球ってめっちゃ楽しい

先日の日曜日、北島B球場で行われた春季大会準決勝の割当て審判に行ってきました。

当日は、準々決勝もあり、対戦チームの分からないままグランドに向かいました。

行ってみると、第一試合で新南大新が勝ち上がってきており、行われていた第二試合で、紀伊が雑賀を下し準決勝進出をはたしました。

私は今回、深い意味はありませんが、球審はほかの人に任せようと球審の道具を持っていかず、単車でグランドに向かいました。

着くと顔見知りのベテランばかりです。

真っ先に審判長より、「〇〇さん球審でヨロシク！」って言われたので、「今日道具持ってきてないんですよ～」って笑いながら言ったら、他の審判の方から「これ使って」って軽く言われ審判道具を渡されました。

ありがたや～ありがたや～です。

結局球審をすることになりました。

私の気合も十分です。

さー白熱した試合の始まりです。

当日は、両チーム共に二試合目の為、二番手投手どうしの投げ合いです。

二番手といっても球威・コントロール共に素晴らしく、なかなか点の入らない状況が続きました。

しかし、紀伊が長打からエラー絡みで先制点を取ると、新南大新も負けていません。

ヒットやファーボールでノーアウト満塁のチャンスを作ります。

ここで紀伊はエース登場です！

このピッチャーがここで素晴らしいピッチングを見せてくれます。

まず、先頭打者を三振に取ると、次のバッターも三振！

おっ！と思っていた矢先、手元が狂ったのかデットボールで押し出しの同点になりました。

さらにヒット出て、新南大新はこの回逆転に成功しました。

しかし紀伊も負けていません。

終盤１アウトランナー３塁から、きっちりスクイズを決め同点です。

新南大新もエース投入です。

この回から素晴らしい投手戦が繰り広げられていきます。

硬いバックも守り、素晴らしい球威とコントロールで７回まで０が並びます。

勿論延長戦突入です。

こんなに素晴らしい試合の球審が出来る事はそんなにありません。

緊迫したゲームですから、精神的にもかなり疲れます。

しかし、その時の私は、集中力が増し、さらに気合も入っていたように思います。

延長突入です。

まだまだ投手戦は続きますが、最終回、ファーボールで紀伊がノーアウトランナー１塁とチャンスと作ります。

新南大新のエースは制球が乱れてきた感じを私は感じましたが、次の打者が打った打球はワンバウンドでピッチャーへ・・・

１－６－３と渡る素晴らしいダブルプレーでピンチを凌ぎます。

９回裏、紀伊のエースはしっかりと３人で押さえ抽選になりました。

ここからは運だけです。

でも勝ち上がるのと、負けるのでは大きな違いがあります。

メダルは勿論ですが、県大会出場もかかっているのです。

しかし整列した子供達は、やりきった！っていう顔をしていましたし、両チーム笑顔で「どれにしようかな～」なんて言ってクジをひいていました。

けっか、紀伊が抽選勝ちを収めたわけですが、本当に素晴らしい試合でした。

こんな試合の審判を出来て、本当に光栄です。

今年、いろいろな試合を見ましたが、私が考える所、西脇クラブ・紀伊クラブ・新南大新クラブ・小倉クラブが今の所４強って感じです。

この４強に勝とうと思えば、かなり厳しい練習を積まなければいけないでしょう。

それ位、レベルが違います！　これマジです。

今年はこの４強で大会が進んでいくはずです。

私の息子のチームも何とかこの中に食い込んでくれることを期待します。

最後に、審判を終えて私も細かい所の指導を受けました。

普段はあまり言われないと思いますが、投球練習の時の立ち位置であるとか、一塁へカバーへ行く際のルートだとか、結構細かい所までチェックして貰いました。

真摯に受け止め、今後に生かして行きたいと思います。

緊張のせいか、いつもよりもかなり疲れた一日でした。